モノココ、タイに「次世代型」リユース店

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モノココ、タイに「次世代型」リユース店

2021年02月19日

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専用のメガネを装着すると仮想空間が広がり、外国にある商品も手元にあるかのように紹介してくれる―。そんな"次世代型サービス"を採り入れたタイのリユース店が注目を集めている。ルーツ・オブ・ジャパン(北海道札幌市)の「モノココバンコク店」では札幌の店舗とリアルタイムでつながり、ライブ販売を試みている。

日本と常時中継、ライブ販売

モノココバンコク店モノココバンコク店は620坪(フェイスブックに掲載の動画より)

ルーツ・オブ・ジャパンは「モノココ」の屋号でリユース店を展開する企業。08年より札幌・円山で、09年からはタイ・チェンマイでそれぞれ店舗を運営している。

昨年12月にはバンコクにも出店した。バンコク店は約620坪あり、店内には日本から輸送した中古の家具、ハンドツール、バッグ、ぬいぐるみ、洋服、着物、おもちゃなどが並ぶ。

一見ごく普通のリユース店だが、バンコク店で販売しているのはそこにある商品だけではない。店内には横幅2mほどの広さに専門コーナーを設け、そこにはバーチャル表示された札幌・円山店の景色が広がる。バンコク店にいるお客はスマートグラスを装着すると、アバターとなったスタッフから円山店を案内してもらえる。円山店にはタイ語を話せるスタッフが常駐するため会話に問題は生じず、気に入った商品を取り寄せることができる。

バンコク店としては月販1500万円を目指しているという。

モノココ円山店とライブ中継モノココバンコク店では札幌にあるモノココ円山店と常時ライブ中継でつながり、日本から商品を取り寄せることができる

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第505号(2021/2/10発行)24面

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