携帯市場、電通大と共同研究「バッテリー診断でスマホ長寿命化」

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携帯市場、電通大と共同研究「バッテリー診断でスマホ長寿命化」

2021年04月08日

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携帯市場(東京都千代田区)は電気通信大学との研究で、スマホのバッテリー劣化を診断できるプロダクト開発に乗り出している。3月30日に発表した経過内容によると、動画視聴などをしながらの充電が劣化を助長するものとまとめている。消費者に長持ちする使い方を啓発し、良好端末を二次流通に出回らせることで業界発展につなげる。

産学連携による研究の経過報告携帯市場の粟津浜一社長(左端)が電気通信大学の教授らと産学連携による研究の経過報告を行った

バッテリー診断でスマホ長寿命化

携帯市場、電通大と共同研究

ネット調査でiphoneユーザーに買替えの理由を尋ねたところ、有効回答のうち約半数に「バッテリー劣化」が挙げられた。これを踏まえ、端末内蔵のリチウムイオン電池の状態を間接的に把握できる手法が必要と見て、研究がなされてきた。

携帯市場ではバッテリー劣化により膨張した端末の買取りで、通常買取額の1割以下となる場合もある。「バッテリー劣化により不利益を被っていると言える。これによる経済損失額は無視できないほどに大きい」(粟津浜一社長)

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第509号(2021/4/10発行)1面

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