リユース市場2030年に4兆円規模、本紙推計

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リユース市場2030年に4兆円規模、本紙推計

2023年07月10日

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リサイクル通信でリユース市場規模の将来予測を行った結果、2030年には4兆円規模となることが分かった。リユース購入者人口の増加により、2020年と比較して市場規模は65%増加。フリマアプリ等のCtoCが市場の半数を超えることになりそうだ。

10年間で65%増、購入者人口3850万人と予測

リサイクル通信 リユース市場2030年に4兆円規模

リユース市場規模の将来予測を本紙で行ったところ、2030年には4兆円規模になりそうだ。20年から30年にかけてのCAGR(年平均成長率)は、5.17%。従来に比べて成長率は鈍化するものの、フリマアプリ等のCtoC市場が引き続き成長を牽引。30年にはCtoC市場が市場の半数を超えることになると予測する。

なお、従来予測では25年に3.5兆円規模としていたが、3兆2500億円に下方修正した。新型コロナウイルスの影響を受け、市場の成長が一時的に鈍化したためだ。

リユース市場規模の将来予測は、環境省調査による年代別のリユース購入経験率をもとに、リユース購入者人口(以下:リユース人口) を求めた。また、国立社会保障・人口問題研究所による将来推計人口(出生中位・死亡中位)をもとに、年代別人口の変化から将来的なリユース人口を予測。1人当たりのリユース品の平均購入額の推計値を掛け合わせて、市場規模を算出した。

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第563号(2023/07/10発行)1面

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