「0から始める古物開業Story」第24回、2店舗目の出店を計画する(前編)

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「0から始める古物開業Story」

「0から始める古物開業Story」第24回、2店舗目の出店を計画する(前編)

2024年05月27日

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リユース経済新聞 Z世代ライター

ただいま古着屋2店舗目の計画真っ最中です。無事に政策公庫から100万円の融資を受けたこともあり、具体的に考えられるようになりました。ただ、普通に考えて100万円の予算で店舗ができるわけがないため、1店舗目に続き「古民家を借りてDIYで修繕する」方法でオープンを目指すことにしました。

0円で物件を譲り受けることに成功!

mint 戦後すぐの物件だが、室内は リフォームされていた戦後すぐの物件だが、室内はリフォームされていた

さっそく1店舗目を借りた際に利用した「空き家バンク」で再び物件を探します(このほか、『みんなの0円物件』等も空き家あっせん組織として有名です)。各自治体が情報提供するので全国には様々な空き家バンクがあるようですが、僕が利用したところは、独自のポータルサイトが用意されており、そこに条件を打ち込んで検索をかければ該当物件がヒットする仕組みです。僕の条件は、家賃が格安であることでした。あわよくば「無料」であること。

「そんなうまい物件があるのか?」と思う方もいるかもしれませんが、先輩移住者らの話や事例を見聞きすると、無償譲渡で手に入れた古民家物件をリノベしてカフェを営むような人が実際にいるのです。聞けば無償譲渡は借主だけでなく家主にもメリットがあるようです。もちろん物件によって違いますが、住み手のつかない多くの空き家物件は最終的に解体工事をして更地にして地主に返す必要があり、その解体費が100万~300万円すると聞きます。それなら無償で譲渡する代わりに、新たな借主に最後まで物件の面倒を見てもらったほうがいい、となる家主もいるそうです。加えて、使い道のない古い家屋を若者の手で新しい形に再生してほしい、という純粋な期待もあると聞きます。

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第584号(2024/05/25発行)22面

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