ブックオフで従業員不正疑惑

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ブックオフで従業員不正疑惑

2024年07月10日

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リサイクル通信イメージ画像07

ブックオフグループホールディングス(神奈川県相模原市)の子会社が運営する複数店舗で従業員による架空買取り、在庫の不適切な計上及びこれらによる現金を不正に取得した可能性があることが発覚した。6月25日にこれを公表、外部専門家による特別調査委員会を設置し調査に乗り出した。この詳細はまだ不明だが、ブックオフFC加盟会社のエコノス(北海道札幌市)でも類似のケースが起きており、その詳細が明らかになった。

エコノスでは架空買取と在庫の不正取得が発覚

3200万円の在庫が所在不明

「何で分からなかったんだ」というのが第一声だったとエコノスの長谷川勝也社長は振り返る。同社は、ブックオフ及びハードオフのFC加盟企業、北海道で67店舗の展開を行っている。札証に上場しており、5月に「商品在庫において検討を要する事象の発生」を理由に決算の開示を延期していた。

特別調査委員会の報告書によると、今年4月にエコノスが運営するハードオフの店舗で内部監査を実施したところ、商品の現物が確認できないものがあったことから追加調査を行うことに。防犯カメラの映像からA店長が不正を行った可能性が高いと社員から通報があり、棚卸資産の実在状況を調査。その結果、買取金額ベースで3200万円相当の在庫が所在不明であることが判明した。

金額の内訳は、店内の在庫を無断で持ち去った「内引き」が333個1665万円、「架空買取」が217個1561万円。

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第587号(2024/07/10発行)1,2面

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