古着のEC販売を行うコンコルド(茨城県守谷市)によるささげ代行サービスが、「コンコルドフォト」だ。ネット上で古着を売ることを想定し、洋服が綺麗に見えるような撮影や状態確認を徹底する。最少1着単位で利用ができ、2年で数百単位の依頼を集めている。
目視で状態確認を徹底
ヨレなし・左右対称の写真
1品6~10枚撮影
納品データのサンプル
裏地のブランドタグも撮影対象
袖など部分にもフォーカス
コンコルドフォトは、お客から同社宛に商品を郵送してもらい、コンコルドのスタッフが撮影・加工・採寸・状態確認・原稿作成をして、データを納品している。ウェアやパンツ類が多いが洋服に限定しておらず靴やスカーフ、財布など小物も対応が可能だ。到着から納品まで、1週間以内が目安となる。
写真は、状態と魅力が伝わることを重視して一眼レフで撮っていく。例えばウェアをハンガーにかける際は、ヨレがないようにして左右対称に見えるよう意識している。また全体の前と後の2枚だけではなく、ブランドタグや品質タグ、襟周りなどにもフォーカスする。刺繍などのデザインや生地の質感もわかるよう工夫を凝らす。
また同時並行で穴や汚れ、使用感などの状態を念入りに目視で確認する。不具合があった際はわかりやすよう、赤い棒で示し撮影する。古着ならではのクレームの防止や、返品率の低減を図る狙いだ。写真数には制限を設けていなく、1品につき平均で6~10枚になる。
第596号(2024/11/25発行)14面