菅公学生服 学生服フリマサービス「ゆにのわ」をトライアルで開始
2025年07月13日
学生服メーカー大手の菅公学生服(岡山県岡山市)は、不要になった学生服や体操服を保護者間で売買できるフリマサービス「ゆにのわ」のトライアル運用を今年4月から開始した。
来年7月までに認可校100校目指す
学生服のフリマはメーカーで初の取組み。保護者の経済的負担を軽減する
「ゆにのわ」は、保護者が会員登録し、専用サイト上で出品・購入を行う。利用には同社が学校から許可を受けるのが必要で、それを受けると「その学校の生徒・保護者のみが利用できる」という安全性を確保する。来年7月までに100校の制服が流通するようアプローチする。
対象は制服や体操服のほか、学校指定のバッグなど学用品も含まれる。販売手数料は通常20%だが、来年の4月30日までは無料にし、ユーザー獲得を優先する。「他社でも学生服のフリマをやっているところもあるが、当社のようなメーカーはまだ着手していない。メーカーが運営しているという安心感が他社との差別化につながる」とブランディング室の谷岡美樹氏は言う。
第611号(2025/07/10発行)5面