出張買取の2件目以降は古着屋のお客さんや近所のご婦人でした。古着屋のお客さんは一人暮らしの男子大学生だったので、事前に聞いていたドクターマーチンのブーツとブランドシャツ以外、買取できそうなものはありませんでした。出張買取はクロスセル(追加買取)があってこそ、物量や質が高くなると聞いていたので、やはり狙う層は事前にある程度絞ったほうがいいなと反省しました。
買取品の売り先選定に苦心 商材ごとに分けてみる
近所のご婦人から依頼
引き取った品は、段ボールでジャンルごとに仕分けした
続いて買取りしたのは、古着屋から徒歩5分くらいの場所に住むご婦人でした。その方は地域の健康コミュニティを主催しており、自宅とは別で事務所も構えていました。その事務所の軒先でよく、中古の家具や家電を並べては無料で譲っているみたいで、たくさん不用品をもっていそうな雰囲気。自作のチラシを手に「近くで古着屋を営む者です。出張買取もやってますよ」とご挨拶に伺ったのが、依頼のきっかけでした。
メッセージアプリで訪問の同意を得て、後日事務所まで通してもらうと「好きなもの持ってき!」とかなりの大盤振る舞い。事務所といっても広めの自宅を開放している感じで、食器・アクセサリー・TV・小型冷蔵庫・洋服・バッグ・人形・木彫りの置きものどがあって、とりあえずいいなと思ったものはすべて買取り&引き取りをすることに。ブランドものは特になかったので、「全部まとめて2000円」で買い取りました。
第611号(2025/07/10発行)20面