2025年上半期のスニーカー市場では、昨年から引き続きローテクスニーカーが根強い人気を誇った。シンプルなデザインでどんなファッションにも合わせやすく、脱ぎ履きしやすいローカットモデルが人気で、中古品においても、それを選択する層が年代を問わず増加している。
シンプル&実用性重視に
王道モデルが人気
Onやミズノにも脚光
女性中心に人気が出てきたプーマの「スピードキャット」
コンバースの「オールスター」、ヴァンズの「オールドスクール」や「スリッポン」など、いずれも王道モデルが昨年から継続して人気を維持。いずれもローカットで、シンプル、そして脱ぎ履きのしやすさが特に受け入れられている。
ブラックやホワイトのモノトーンカラーが支持され、コラボよりも通常モデルの「いつでも履ける安心感」が強みだ。
一方で、二次流通では過去の限定品など"掘り出し物"へのニーズも根強く、市場全体としては多様な楽しみ方が浸透している。
第611号(2025/07/10発行)14面