海外古着を主力に成長してきたJAMトレーディング(大阪府大阪市)が、デザイナーズ古着に特化した新ブランド「FAY by JAM(ファイバイジャム)」を原宿店のインショップとして立ち上げた。国内古物市場にも参入した格好だ。JAM、ロエコ、エルルなど6業態を展開する同社は、業態ごとに客層と世界観をつくり分け、古着市場の裾野を広げている。無人古着店「ストッピー」も現在6店舗を展開。新たな顧客層を開拓中だ。
JAMがデザイナーズ古着に参入
古着市場で独自の仕入れ
新ブランド「FAY」を始動
JAM TRADING
福嶋 政憲社長
──6月13日に、新業態の「FAY by JAM(ファイバイジャム)」を立ち上げました。デザイナーズ古着をメインに扱うそうですね。
福嶋 JAM原宿店のインショップで、13坪ではじめました。ぼくらってこれまで海外仕入れしかしていなかったんですけど、リユース経済新聞主催のリユーステックカンファレンスをきっかけに、色んな事業者さんとお付き合いさせてもらうようになって。国内のオークションも参加してみると、けっこう上手にやっている会社さんがあると分かったんです。
JAMのお客さんも、ハイブランドやデザイナーズブランドに興味がある方が多いですし、ちょっと自分らでもチャレンジしたらうまくいくんじゃないかと思いまして。買取りはまだやっていないんですけどね。
第611号(2025/07/10発行)9面