リチウムイオン電池搭載製品の事故が増加、買取りの注意点は?

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リチウムイオン電池搭載製品の事故が増加、買取りの注意点は?

2025年08月06日

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製品事故に関する調査や情報発信を行う独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は、過去5年間でリチウムイオン電池が搭載されている製品の事故が年々増加していると発表した。2020年の293件から2024年は492件となり、事故の約85%を火災が占める。「リユース事業者には、事故が起きかねない商品を買取り、流通しないよう注意してほしい」とNITEの製品安全広報課の宮川七重課長は話す。特に気温の高い夏場は警戒が必要だ。

目視や動作確認を推奨

リチウムイオン電池搭載製品 年別の事故件数

リチウムイオン電池は、衝撃と温度に弱いデリケートな一面がある。そのため買取り時には、製品にダメージや傷がないかを目視で、また動作を確認すべきと推奨する。動かない状態の製品は、電池の容量がゼロからさらに放電を続ける「過放電」が起きている可能性がある。その場合電池の中に塊があり、事故につながる恐れがあるためだ。更に充電も試し、充電になった時に充電が中止するか、充電中に異常発熱しないか温度も見るべきだという。

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第613号(2025/08/10発行)4面

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