2025年6月、ゲオホールディングスは、2026年の創業40周年を機に「セカンドリテイリング」への社名変更を発表しました。かつてレンタルDVD事業で一世を風靡した"ゲオ"という強いブランドをあえて外すという決断には、企業の未来を見据えた明確な戦略意図があると感じます。
社名変更とは経営戦略そのもの、過去を手放す勇気に共感
ネット上では賛否両論ありますが、個人的には非常に前向きな判断だと思っています。同社のリリースでは、「価値あるものを、循環させ、再分配することで、人々の暮らしの豊かさを追求していく」ことが今後の事業の中心になると語られています。現在の中核事業であるリユースを、企業としてどう位置づけるか。その答えが「セカンドリテイリング」という社名に込められていると感じました。
第613号(2025/08/10発行)5面