越境ECで日本の中古が高評 ― イーベイ・ジャパン 佐藤丈彦事業本部長

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「インタビュー」

越境ECで日本の中古が高評 ― イーベイ・ジャパン 佐藤丈彦事業本部長

2015年10月20日

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世界で1億5700万人が買い物をするアメリカ発のECモール「イーベイ」。このプラットフォームをつかって、越境ECに挑むリサイクル店が徐々に増えている。日本のセラーをサポートするイーベイ・ジャパン(東京都渋谷区)の佐藤部長は、日本の中古品は海外で評判が高く高いポテンシャルを持っていると説明。2020年までに「ネットを介したグローバルな販売に慣れる」ことをすすめる。

1190ヵ国1.6万人を対象に 1年半で月商2千万円のR店も

――イーベイについて改めて教えてください。

よく世界最大級のオークションサイト」と紹介されることが多いですが、実は出品の80%が固定価格なので、グローバルにモノを売買できるマーケットプレイスというのが正しいと思います。商品を出品すれば、世界190ヵ国、1億5700万人にリーチできるのがイーベイです。

――日本からの出品者も増えているようですね。

月商数千万円、数億円というセラーが昔はポツポツでしたが、今は相当数出てきました。例えばある中古ブランドの会社は、スタートして1年半弱で月商2000万円を達成しました。なかなか国内だとこれから新しいチャネルで月商1000〜2000万円にするって難しいじゃないですか。イーベイなら、1年半から2年でこのクラスに持って行けます。

――国内だと難しいことが、なぜイーベイだと可能になるんでしょう。

世界中に1億5700万人の買い手がいるからです。日本には世界で売れる商品がたくさんあって、それを提供すればいいんです。

ぜひ私は今の内に、国内のリサイクル店に越境ECで商品を売ることに慣れてほしいと思っています。

――なぜ、今の内に?

2020に向けて訪日外国人が増えてきています。日本のモノに触れたり、店を訪ねた人たちが帰国して、商品を買おうと思った時に使うのがEコマースです。自分の国に戻ってからも買ってもらうというサイクルを組み入れれば、より利益をつくることができるようになります。

海をまたいでも日本のセラーがいい

――佐藤さんは日本の中古市場をどう見ていますか。

日本の中古市場は成熟していて、古物のシステムも他の国には無いほど発展しています。海外に売るという意味で考えて、高いポテンシャルがあると思っています。日本からイーベイ出品の売上げのほとんどを占めているのが中古です。海外からの評価も高いんです。

――中古の評価が?

ええ。日本のセラーが着実に信頼度を上げています。状態がいいとか、ニセモノが見られないという商品そのものと、サービスも含めたパッケージ全体への評価が高いですね。アメリカのセラーと日本のセラーの評価の平均を比較すると、日本の方が高いというデータが出ています。これってすごく驚異的なことなんです。海をまたいで送ってもらうというトランザクションも含めて、日本のセラーの方がいいと見られているわけですから。USの方でも大変驚かれています。

――日本人の品質への厳しさやサービスのきめ細やかさはよく言われていますもんね。

日本の厳しい期待値に対応できているなら、世界で絶対に通用します。

会社概要
eBay(イーベイ)は、世界中から1億5,700万人ものバイヤー、2,500万人のセラーが集まる世界のリーディング・オンラインマーケットプレイス。190ヵ国に展開。2014年の取引高は約10兆円。常時8億商品が世界中から出品され、20%を超える売上が越境EC経由で計上されている。イーベイ・ジャパンは、海外販売の乗り出し、売上拡大をめざす日本法人企業をサポートする。(※1ドル120円換算)

プロフィール
日系及び外資系の大手Ecommerce会社を経て、2011年にビジネス開発責任者としてイーベイ・ジャパンへ入社。2012年よりイーベイ・ジャパンの統括マネージャーとして事業を牽引し、2014年に現事業本部長に就任した。

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377号(2015/10/10発行)7面

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