ブランド市場バイヤー齋藤清の俺に学べ【第130回】市況不安に備える出品の心得

検索

「俺に学べ」

ブランド市場バイヤー齋藤清の俺に学べ【第130回】市況不安に備える出品の心得

2025年06月27日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ブランド市場バイヤー 斎藤清の俺に学べ

4月から世界を賑わせている"トランプ関税"の影響が、じわじわと効いてきています。6月現在の相場は落ち着いているものの、全体としては低空飛行が続いています。北米向けの輸出は各社とも停止状態、海外のショーへの参加も見送る企業が増えています。国内古物市場の状況を見てみると、ロレックスのプラチナデイトナや200万円を超えるエルメスなどの高額帯の商品も足が止まっています。

今年7月からは、アメリカ→EU向けの関税が50%引き上げられる可能性があり、90日間の猶予が設けられていた各国向け関税の一時停止措置も、いよいよ期限切れを迎えます。このまま新たな局面に突入となれば、また相場が大きく動くかもしれません。買いも売りも、タイミングと読みが肝になります。こんなときこそ、オークションへの出品にもひと工夫加えたいところ。今回は「箱番号」について、お話しします。

落札価格を左右する箱番号 競り順にも工夫を

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

第610号(2025/06/25発行)19面

Page top
閉じる