オール・リソース宣言を行い、あらゆるものの資源化を目指しているのが神奈川県の座間市だ。リユースを強力に進めていくために「リユース推進課」を2023年4月に設置した。市内のリユース店との連携や、リユース・リサイクルの促進による歳入の増加などについて、佐藤弥斗市長に詳しく聞いた。
「リユース推進課」を設置
オール・リソースを宣言
リユース・リサイクルで年1.3億円歳入
座間市
佐藤 弥斗市長
──恐らく座間市は全国で初めてリユース推進課を設立されましたね。
佐藤 令和5年3月にオール・リソース宣言を行っていまして。必要のないものはひとつもない。全てを資源化したいという思いがまずありました。国の施策としてもリユースを重視しています。地域の方と共に、市でもリユースを積極的に推進していくという思いを込めて、リユースという名前の部署をつくりました。
実は今日私が着ているブレザーも、メルカリで買ったものなんですよ。ブレスレットもブローチもメルカリです。ワードローブの7~8割をリユース品が占めています。
第610号(2025/06/25発行)9面