「フィルムで撮るレトロな雰囲気がエモい」と、若い世代を中心にフィルムカメラ用の中古レンズに再び注目が集まっている。SNSの影響もあり、国内外の需要が急増。中古カメラ販売店の現場では「ここ数年で、特に10代後半から30代前半の若い層の来店が明らかに増えた」との声がある。人気を支えているのは、一眼レフカメラ用のいわゆる「オールドレンズ」だ。
再評価されるオールドレンズ
オールドレンズの中でも、昭和期に製造された各社の50mm単焦点レンズが根強い人気を誇っているという。
今回は北村写真機店(東京都新宿区)の大澤公康店長に「人気オールドレンズ・買取ランキング」のトップ5を聞いた。
手頃な価格で軽量
使いやすさが魅力
5位は、オリンパス「ズイコー MC オート-S50mm F1.4」だ。人気の理由は、なんといっても「とにかく小型で軽い」点。手頃な価格でコンパクト、旅行用のサブ機を探す人などに支持される。
第610号(2025/06/25発行)10面