モノルーム大阪は、リフォーム事業を手掛ける工務店、クレバー(大阪府大阪市)が運営するリユース店だ。リフォーム案件で回収した家具などを再販し、空間提案と掛け合わせた新たなリユースの形を打ち出す。リフォームとリユースの相互送客も狙う。
「空間ごと売る」再販店舗
リフォーム回収品活用
倉庫で空間演出
和モダンなどテーマ別に演出
同店は昨年12月、グリズリータックル(神奈川県川崎市)が展開する家具・雑貨の販売店「モノルーム」に加盟。関西初のFC店として、大阪市に出店した。店頭に並ぶのは、クレバーが手掛ける住宅・店舗のリフォーム現場から回収した家具や雑貨。商品はただ並べるだけでなく、コーディネーターが月ごとにテーマを決めて陳列を変更し、「空間ごと買いたくなる」提案を行う。
販売スペースは、同社が保有する倉庫物件を改装。1階には大型家具、2階には食器やオブジェなどを展開し、各フロアを部屋のように仕立て、家具や雑貨を一体感あるコーディネートで演出。暮らしをイメージできる空間づくりを行っている。現在の在庫は約500点で、テーブルやチェア、チェストなどの家具から、民芸品や食器まで幅広く揃える。
第610号(2025/06/25発行)20面