
押忍!アンティークコインギャラリアの渡辺です!先日行われた第37回銀座コインオークションに出品された日本の明治3年(1870年)の旧二十円金貨。落札金額はなんと9000万円!手数料込みで1億485万円という価格でした。日本の近代銭では史上最高値を更新です!
旧二十円金貨の超高額落札は人気の高さを証明
明治3年(1870年)の旧二十円金貨。日本の近代銭では史上最高値の9000万円で落札
今回出品されたのは特別製造の1枚。プルーフと呼ばれる鏡面仕上げのもので、鑑定評価はNGC PF64CAMEOというかなりのハイグレードです。ちなみに、25年前の2000年にスイスのHESS DIVO社でオークションにかけられたものです。そして今回、四半世紀の時を経て日本のオークションに出品されました。2000年のオークションにかけられる以前は、イタリアで保管されていたそうです。どのように海外に渡ったのかという詳しい記録はないようですが、当時のお雇い外国人経由で海を渡ったとみるのが妥当ではないかということです(銀座コインオークションカタログより)。
第622号(2025/12/25発行)5面


