IKEAが中古家具、全国で下取り再販

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IKEAが中古家具、全国で下取り再販

2017年02月10日

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イケア・ジャパン(千葉県船橋市)が1月19日から、家具の下取り・還元サービスをスタートした。下取りの査定額は、イケアで利用可能な〝リターンカード〟で還元される。引き取った家具は、メンテナンスを施した上でアウトレットとして販売する。

リターンカードで還元

イケア・ジャパンのサイトから、対象家具の画像を添付してオンライン査定を申し込むと、査定額や査定額の有効期限、持ち込み方法などがメールで知らされる。

返品カウンターに商品を持ち込むと、イケアで利用可能なプリペイドカード「リターンカード」に査定額を入金してもらえるというのが利用の流れだ。

IKEAが下取りと再販に乗り出す(写真は港北店外観)IKEAが下取りと再販に乗り出す(写真は港北店外観)

同社は、昨年2月から「IKEA新三郷」をパイロットストアとして下取り・還元サービスを行っていた。その結果、222個の家具を下取りし、アウトレットコーナーで203個を再販売することができたと言う。より多くの需要に応えるべく、サービスを全国に拡大することにした格好だ。

「捨てることにためらいのあるお客様の家具を下取りすることで、お部屋づくりのきっかけにしたい。また、まだ使用できる家具を別の方に使ってもらうことで、イケアの家具をより長くつかってもらいたい」(広報)と狙いを話す。

日本だけでなく、イケアはいくつかの国で同じような取組みを行っていると言う。

対象となるのは、屋内で使用されたイケア製の家具。ベッドやマットレス、ベビー用家具など一部の商品は除く。イケアは、環境配慮やサスティナビリティ(持続可能性)の観点からも、下取り・還元サービスを推進したいとしている。

409号(2017/02/10発行)1面

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