ピーティックス、電子チケットの二次再販

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ピーティックス、電子チケットの二次再販

2017年02月13日

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主催者と出品者で利益分配も

電子チケット発行サービスのピーティックスが、昨年12月に二次再販サービスをリリースした。まだ搭載した事例はないが、「大手音楽事務所や、イベンターの方たちから問い合わせをいただいています」(藤田祐司取締役)。運営は、Orinoco Peatix(東京都渋谷区)。

Peatixのサイトでは様々なイベントのチケットが販売されているPeatixのサイトでは様々なイベントのチケットが販売されている

同サービスは、音楽やカルチャー、ビジネスなど様々なイベントの電子チケットを発行できるアプリサービス。会員数は日本で180万人、5年間で15万件以上のイベントに300万人を動員し、流通額は90億円に上る。数万人集客するイベントから、数十人単位のセミナーまで幅広い規模のイベントを扱う。

今回リリースする二次再販機能は、ピーティックス内で販売され、主催者が承諾したイベントが対象。特徴は再販価格の上限を主催者が決められる点と、定価以上の価格となった時の利益を主催者と売り手で分配できる点。再販チケットは、アプリ内の公式ページで販売される。

ピーティックス 藤田祐司取締役藤田祐司取締役

購入したが行けなくなったユーザーへの救済策のほかに、「例えば先行販売のチケットを当チケットにし再販可能にすることで、購入者も気軽に購入できます」。加えて、例えばステージに近いなど転売されやすいエリアだけ、電子チケットを導入する事例もありえると言う。「紙のチケットでは発効後追跡できない。しかし電子チケットの公式再販を利用すると、二次流通の価格や流通経路も主催者側が把握できるんです」

409号(2017/02/10発行)2面

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