ビッグヒット、中古ブランドのショールーム好調 月間5000万円を卸販売

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ビッグヒット、中古ブランドのショールーム好調 月間5000万円を卸販売

2019年05月27日

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中古ブランド品の卸事業を行うビッグヒット(東京都江戸川区)が国内外のバイヤー向けに公開するショールームが好評を博している。30坪のフロアに同社が卸販売する中古ブランド品を展示する。時間をかけて商品を見ながら商談できる仕組みで、営業部主任の山田海人氏は「市場で十分に買えない事業者や海外バイヤーがじっくり購入できる場になる」と狙いを話す。口コミで顧客を増やし、毎月3000万~5000万円を売り上げるに至った。

2-B① - コピー.JPG▲ブランド品が並ぶショールーム

同社が国内業者及び国内の市場で買い付けたブランド品を卸売価格で販売する。ハイブランドのバッグや小物類を揃え、平均単価は3万〜5万円。既に大口の顧客20社と取引があるが、1点からの購入も可能だ。卸売価格で販売可能としているのは、国内の市場に月20回は参加するという地道な努力に裏付けられている。「卸売可能な相場内で落札することを徹底しています」(同氏)。

2-B②.JPG▲山田海人営業部主任

内覧を事前予約制にすることで、各事業者の入念なヒアリングを行う時間を確保している点も特徴だ。そこで聞き取った商品構成などを仕入れに反映させることで、在庫の回転率を高めている。他社とバッティングすることなく時間をかけて商品を吟味することができる点もメリットだ。

同社はリユース事業を、創業以来25年継続してきた新品卸に続く第二の柱として力を入れる。「3年以内に売上ベースで倍にしたい」と同氏は力を込める。今後の焦点として、卸先を増やしていくのはもちろんだが、何より必要なのは商材の確保だ。個人買取を増やす施策など検討を進めていく。

第464号(2019/05/25発行)2面

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