AACD、業者間ネットワーク拡大へ 不正品情報収集の体制増強

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AACD、業者間ネットワーク拡大へ 不正品情報収集の体制増強

2019年05月31日

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不正ブランド品の流通根絶を目指す日本流通自主管理協会(AACD・東京都千代田区)が情報網の拡大に乗り出す。まずは会員外の優良事業者に認証を付与し、不正品情報の受け皿を増やす「宣誓マーク」認定事業の開始に向け検討を進める。内部事情の影響を受け延期が続いていたが、年内開始を目指し再始動する。学士会館で4月26日に開催した定時総会の中で発表した。

6-B - コピー.JPG▲定時総会は13回目を迎えた

今年度の事業計画の柱には、昨年に続き「多元的な情報ネットワークの構築」を盛り込んだ。「宣誓マーク」認定事業により、幅広い事業者からの情報収集体制の増強を見込む。他、権利者やプラットフォーマーとの情報交換体制の確立や海外会員企業の開拓、海外支部設立等を模索していく考えだ。

昨年10月には権利者団体ユニオン・デ・ファブリカンのパリ本部にて、二次流通市場における模倣品対策についての情報交換を実現。これを機に米国の商標権保護団体で講演を行うなど、権利者とのネットワーク構築の足元が固まりつつあるという。

第464号(2019/05/25発行)6面

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