太宰に恋した店主の古書喫茶 文学散歩の定番ルートに

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太宰に恋した店主の古書喫茶 文学散歩の定番ルートに

2019年12月17日

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今年、生誕110年の太宰治。彼に惚れ込んだ店主が運営する古書店フォスフォレッセンス(東京都三鷹市)は、三鷹で17年続く古書カフェだ。太宰治への愛に溢れた店では、3ヵ月ごとに読書会など太宰治にまつわるイベントを開催。ファンが全国から集まる店になった。

7E-1.jpg▲カフェの売れ筋は「太宰ラテ」

店名は太宰の短編小説が由来。5.5坪の店内には1500~2000冊の本が並び、休日には30名ほど、太宰の命日である"桜桃忌"前後は50名以上が訪れる。三鷹は太宰が1939年から死没するまで暮らした土地だ。そんな地で「太宰ファンが語ったり余韻に浸る場所を作りたかった」と駄場みゆき店長は振り返る。今では文学散歩のコースとして紹介されることも多く、日本全国や海外からもお客が来るようになった。

店の目玉は、非売品の初版本コーナー。太宰作品の初版本に触れられるという希少性により、全国からファンが集まるそうだ。ほかの9割の古書は販売している。仕入は店頭買取が大半。店頭に配置するときはなるべく隙間を作らないよう心がけ、作者の生没日やテレビでの話題などをもとに本の入れ替えを行う。「お客が手に取ったり、接客時の話題にしていた本は面出しにして目立たせている。誰かが一度触れた本は"気"が集まるのか、店に置いておくと売れやすい」(駄場氏)。

7E-2.jpg▲駄場みゆき店長

 

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第477号(2019/12/10発行)7面

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