サップス、コロナ禍によるジム機器の買取依頼殺到

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サップス、コロナ禍によるジム機器の買取依頼殺到

2020年11月07日

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ジム機器、買取依頼急増

東南アを販路に期待

自社でジムを18店運営自社でジムを18店運営し、すべての店に中古器具が置かれている

スポーツクラブの運営や店舗開発援助等を手掛けるサップス(兵庫県芦屋市)には、コロナを受けてフィットネス機器の買取依頼が殺到している。以前は月に15件ほどだった依頼が今では約60件まで上昇。個人客からの引き合いが多くを占めるが、今後1~2年はジムの倒産を受けて法人からの依頼が増えると見ている。販路としては、東南アジアを有力視しているようだ。

同社はウェルネス(運動・休養・栄養に関わる分野の意)を軸に据えた事業を運営しており、9年前から中古フィットネス機器の売買事業を開始した。中古事業のこれまでの売上高は約6000万円。同店の強みはジム運営に関する総合的な提案力にあり、フィットネス機器や小型フィットネス用品の販売、ユニフォームの作成など、顧客がジム運営をする上で必要なものの大半を提供することが可能だ。商品によっては定価の半額で販売できる中古品は、集客の導線として機能してきた。「初めてジムオーナーをする方は設備投資にお金をかけ過ぎて運転資金が枯渇することも。中古品を提案することでコストを抑えた開店が可能だ」(藤岡卓専務取締役)

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第499号(2020/11/10発行)4面

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