コロナ下の防犯、大丈夫?「1年で強盗増えている」

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コロナ下の防犯、大丈夫?「1年で強盗増えている」

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換金性の高い貴金属やブランド品を扱っている古物店や質店は強盗に狙われやすい。コロナ不況の関係か、「強盗が増えている」と話す経営者もいる。より一層の注意を払いたい。

一度目の緊急事態宣言が発出されていた、昨年4月。トップス(京都府京都市)が国道沿いに構える古着店「ザッカバッカー」に強盗が入った。朝4時に警備会社に呼ばれ、駆けつけると、入口のガラスが割られ、カバン売場や現金の入っていないレジが荒らされた光景が広がっていた。同店の柳田あゆみ社長は、「ボリューム価格が1000円もしない店にわざわざ盗みに入るなんて」と不思議がる。幸いにもお金や商品は盗まれず、従業員にケガはなかった。

強盗が押し入りショーケースやレジが荒らされた古着店「ザッカバッカー」には昨年4月に強盗が押し入り、ショーケースやレジが荒らされた

当時、近隣の飲食店の多くは20時に閉店。「"街が死んでしまった"と言っていいくらい静まり返った中、22時まで営業していた当店が目立ち、狙われたのでは」と振り返る。半年後、別の容疑で捕まった犯人が同店の強盗と同一人物であることが判明した。柳田氏は「セキュリティレベルの高い店では、網入りの強化ガラスを用いたり、高額品を特大サイズの金庫に入れて持ち出されないようにしたりなどしている。当社も常に気をつけていきたい」と話す。

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第506号(2021/2/25発行)12面

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