思い出に寄りそって【Story26】いまここ、コロナ禍が及ぼす高齢者への深刻な影響

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「生前整理ダイアリー」

思い出に寄りそって【Story26】いまここ、コロナ禍が及ぼす高齢者への深刻な影響

2021年12月01日

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生前・遺品整理ダイアリー26

コロナ禍は高齢者に深刻な影響を及ぼしています。家族と会えない状態が長く続き、その間に認知症が進んだり、自宅がゴミ屋敷化した事例も多発しています。今回は親しくしていた姉と会えなくなり、健康や住環境を悪化させてしまった70代の男性のケースをご紹介します。

コロナ禍で姉と会えなくなり
健康と住環境壊した高齢男性

高齢者への家事代行も提供している高齢者への家事代行も提供している

「コロナ禍で孤立し、一人暮らしの高齢者の家がゴミ屋敷化したり、健康状態が悪化する事例が増えています」。こう語るのは生前整理・遺品整理や高齢者向けの掃除サービス、家事代行などを提供する いまここ(東京都千代田区)の白坂裕子代表。今年の夏、白坂代表が片付けを依頼された案件もその一つだった。

依頼者は長野県に住む高齢の女性だった。片付ける場所は女性の弟が住む都内の一軒家。女性は一人暮らしの77歳の弟と仲が良く、コロナ禍以前は定期的に会っていた。コロナで会えなくなった後もLINEやメールで連絡を取っていたが、数週間前からふっつり連絡が付かなくなった。

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第524号(2021/11/25発行)23面

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