思い出に寄りそって Story36 相談サロンmoris、リユースの理念に共鳴

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「生前・遺品整理ダイアリー」

思い出に寄りそって Story36 相談サロンmoris、リユースの理念に共鳴

2022年11月03日

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思い出に寄りそってStory36

SDGsの理念は理解していても、いざ自分の家の整理となると、売れないものを無料で人に譲渡することに抵抗を示す人は少なくありません。今回はリユースにこだわる相談サロンmorisの理念に共鳴し、兄の家の生前整理を依頼した女性の事例をご紹介します。

相談サロンmoris(東京都大田区)

兄の家の生前整理を依頼

相談サロンmoris MorisのHP。今年10月13日大田区の南馬込から下丸子に移転したMorisのHP。今年10月13日大田区の南馬込から下丸子に移転した

木と(東京都港区)が運営する相談サロンmoris(もりす)は、生前整理・遺品整理を手掛ける傍ら、併設の黒猫堂では、買取りも行っている。昨年、鈴木英子代表が手がけた生前整理は、その買取依頼から発展した案件だった。

ある時、70歳位の女性がこけしをサロンに持ってきて「こういうものがあるんだけど、どこも買ってくれないの。あなたもそうなの?」と聞きにきた。そのこけしは江東区東陽町の兄が住んでいた一軒家にあるものだった。

事情を聞くと、80代で一人暮らしの兄が認知症になり、施設に入ることになったので、妹である女性が家を片付けているのだという。友人と一緒に整理しているが、重い物も多く、女性二人の手に余ると困っていた。

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第546号(2022/10/25発行)23面

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