山澤工房、バイクパーツの塗装事業

スーツケースの修理などを行う山澤工房（兵庫県西宮市）は、コロナ禍で新たにバイクパーツのカスタムペイント事業を始めている。同社はスーツケースの修理を40年以上行う。バイクパーツのカスタムペイントはスーツケースの修理技術と親和性が高く、高い技術力を活かして反響を得ている。

スーツケース修理の技術生かす

破損していても対応するバイクのタンクパーツを再塗装

希望する色やデザインなど利用者の希望を相談時に細かくヒアリングして行い、カウルの割れやタンクのヘコミなど破損があっても修理できる。旧車ブームを受けて、ハーレーなどの高級車をオリジナルにしたい需要などがあるようだ。「スタート当初はバイクに限らず様々なものを受けました。変わり種では、飲食店の洋式便器といった要望まであった。」と、山澤高明社長は話す。現在は月間30件ほどの依頼を受ける。

第555号(2023/03/10発行)7面