AIが中古スマホ検品

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AIが中古スマホ検品

2023年05月05日

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中古スマートフォン業界で、業務の自動化が進んでいる。データ消去や外装のキズ・凹みなどの確認や、グレーディングと呼ばれる端末のランク付けを、機械やAIが手掛けている。背景にはスマホの高性能化や人材不足などの課題がある。

状態ランク付けを自動化

AIが中古スマホ検品 CDRエコムーブメントが導入した装置CDRエコムーブメントが導入した装置。上:ソフトウェア診断やデータ消去を行う装置。下:画像をAIが解析し、外装のグレーディングを行う装置。

AIが中古スマホ検品 画像をAIが解析し、外装のグレーディングを行う装置

CDRエコムーブメント(東京都港区)では今年8月から、ロボットによる完全自動化装置、AI画像認識技術による自動グレーディング機能を外販する。これらの機材では、スマホのデータ消去、機能検査、外観検査とグレーディングを完全自動で行う。スマホを投入すると、まずロボットアームでデータ消去ソフトに自動で接続。消去後に再びアームで機能検査エリアに運ばれ、各種ソフトウェア・ハードウェアの状態を自動でチェックする。その後、専用の機械で外装を確認し、AIがランク付けを行う。

Assurant Japan(アシュラント ジャパン、東京都千代田区)でも昨年秋から、効率的なグレーディングを行うべく、本社のある米国からスマホのグレーディングを行う機材「ビジョントンネル」を導入した。グレーディングにロボットアームやAIを活用するなど、ハード・ソフトの両面から再商品化を効率的に支援する。レーンに投入されたスマホはコンベアで運ばれ、途中で表裏と四隅をカメラで撮影される。その画像をもとに、独自のAIでグレーディングする。研磨することで売価を高められると判断された場合は研磨工程に回し、利益率を高める。

機械化で人材不足と品質維持を両立

こうした動きが出てきた背景はシンプルで、人力による作業の限界が顕在化してきたためだ。

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第558号(2023/04/25発行)24面

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