買取寄付で難民支援NPOを支援

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買取寄付で難民支援NPOを支援

2023年07月04日

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一般社団法人Tumuguと認定NPO法人難民を助ける会(AAR Japan)が共同事業者となり立ち上げた買取寄付のプログラム「ハートスワップ」に、輸出入や古着仕入代行などを手掛けるNIPPON47(京都府京都市)と、総合リユース卸などを手掛けるRerise(兵庫県神戸市)らが参画し活動を広げている。ハートスワップは世界難民の日に合わせて6月20日にリリースされた。

NIPPON47、Rerise、ファッションエイドらが参画

NIPPON47らが参画するハートスワップハートスワップのLINE公式アカウントなどから利用できる

寄付者には3300円で袋型か箱型の資材を買ってもらい、そこに不要になった衣類やバッグ、雑貨類を詰めて送ってもらう。資材費のうちの500円がAAR Japanに寄付される仕組み。また、送られた品物の査定額に対し、さらに3割を上乗せしてAAR Japanに寄付される。

ハートスワップのLINE公式アカウントなどから利用できる。問い合わせは古着回収を行うファッションエイド(東京都港区)が担う。寄せられた品物はReriseが査定し、国内リユース向きのものはReriseが、海外リユース向きのものはNIPPON47が再流通させる。

取材に応じたTumuguの水田亜由美代表理事は、「Tumuguではこれまで、発達のゆっくりなお子様をもつお母様が交流し情報交換できるサロンを運営してきました。同じく"子ども"の未来に関わるAAR Japanの活動内容に共感し、ハートスワップの共同実施に至った」と話す。

これまでAAR Japanに対し様々な物品などの物質支援をしたい声もあったそうだが、これの受け皿がなかった。古着や雑貨のリユースに長けた3社に参画してもらうとともに、周知活動にも加わってもらえることで、リユースを実現しながら社会貢献につなげていけるとみる。

第564号(2023/07/25発行)16面

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