今回のコラムは、先日開催されたリユーステックカンファレンスについて書いていきたいと思います。コロナ前以来のリアル開催でしたが、700名を超える来場者となりました。会場も非常に賑わっていて、リユース業界の盛り上がりを感じた2日間でした。一方で、参加していない業種や、今回は見かけなかった会社さんがいたりと、成長している業界の中でも好不調がはっきりしている側面もあったように思います。
リユース人口3割を超えるための施策とは
瀬川編集長のオープニング講座では、リユース業界の市場規模の伸びをさまざまな側面から解説されていました。人口が減っていく日本で、リユース人口の増加は続いていく見込みです。一次流通が伸び止まっていて、書籍やゲームメディア系など市場が減っていくジャンルも一部ありますが、総じて業界の未来は明るいといえるでしょう。リユース業界の平均粗利率は少しずつ下がってきて、Web販売比率はどんどん上がってきています。リユース業のビジネスモデルも少しずつアップデートが必要になってきているといえます。また、急速に成長したC2Cの市場の伸び率は少し鈍化しています。
第571号(2023/11/10発行)17面
