トレカ参入のアクセルマーク、「新たな収益の柱に」

広告事業を手掛ける上場企業のアクセルマーク（東京都中野区）は23年9月期通期決算説明会で、トレーディングカード事業を広告事業に次ぐ新たな収益の柱になり得る事業として新規参入したことを明かした。「トレカ横丁」の屋号で自販機型展開を行うエイチ・エム・ワイ（HMY、東京都千代田区）と業務提携を結んでおり、9月からはトレカ横丁の共同運営を始めていた。

自販機型「トレカ横丁」と提携

トレカ横丁を展開しているHMYと提携

HMYではポケモンカードなどの販売や買取り、またトレカ自販機の販売事業も手掛けている。トレカ横丁の自販機については、全国800台以上ある。

「HMY社との協業により、事業の垂直立ち上げができており、すでに収益計上が開始されている」（同説明会にて）

アクセルマークとしては、エンタメ分野のノウハウやデジタルマーティング分野を強みに事業の拡大を図る。また自社店舗や自社ECサイトの展開も視野に入れているという。

尚、アクセルマークの売上高は21.4億円（23年9月期）。ネットワークサービスなどを主とし、広告事業セグメントで20億円強を上げている。

第574号(2023/12/25発行)2面