質屋夜話【第4話】質草のスマホに海外から電話 母と話して質草戻した外国人客

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質屋夜話【第4話】質草のスマホに海外から電話 母と話して質草戻した外国人客

2023年12月27日

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質屋の店主とお客との触れ合いを不定期でご紹介するこのコーナー。今回は外国人女性から携帯を質種として預かったものの、その携帯に母国の母親から電話がかかるというエピソードをお伝えします。

河田質店

スマホ2台持ち多い
東南アジア系女性客

河田質店 店舗は歓楽街の伊勢佐木町にある店舗は歓楽街の伊勢佐木町にある

河田質店(神奈川県横浜市)は歓楽街の伊勢佐木町近くにあり、飲食店などに勤務する外国人が多いことから、外国人客の割合が3割を超えている。その中でリピートしてくれるお客の8割は東南アジア系の女性だ。

「外国人といっても、女性の場合は日本人の男性と結婚している方が多いので、苗字は金子さんなどの日本名なのです。ですから我々もお客様のことは、日本名でお呼びしています」と倉内正行社長は語る。

東南アジア系の女性客はスマホを2台持ちする人が多い。1台は本国の家族や友人などと連絡を取るため、もう1台は日本で仕事やプライベートに使うためだ。コロナ禍前まで、本国用の携帯を質草にする人が少なくなかった。

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第574号(2023/12/25発行)23面

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