アウトドア用品が転換点

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アウトドア用品が転換点

2024年06月15日

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コロナ禍で「密を避ける」レジャーとしてキャンプブームが起き、需要が大きく伸びたアウトドア用品。昨年から市場の環境は大きく変わったようだ。新品販売は苦戦、その影響が中古品にも及びつつある。コロナ禍で注目を集めた中古品のその後を追った。

買取り増も相場下落で売上低迷

ブームは一段落
新品販売は苦戦

コロナの終息でキャンプブームは一段落したコロナの終息でキャンプブームは一段落した

アウトドア用品のメインは、キャンプ用品だ。コロナ禍で「密を避ける」趣味が拡がりレジャーを楽しむ層が拡大した。ただ、2023年を境に大きく市場環境が変わったようだ。

新品では、アウトドアメーカー大手、スノーピークの業績に急ブレーキがかかった。23年12月期の売上高は前期比16.4%減となり、当期純利益は同99.9%減の100万円と衝撃的な業績が話題となった。同社は、減収減益の要因として「新型コロナウイルス感染症蔓延下での一時的なブームの反動」を挙げた。

また、スポーツ用品のアルペンは24年6月期第3四半期迄において、アウトドアセグメントの売上高が前年同期比6.1%減と新品販売が苦戦している様子が窺える。

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第585号(2024/06/10発行)12面

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