サムズアップジャパン(東京都国分寺市)が運営する買取販売店、ナニウル吉祥寺店の河本静奈店長は、ネイティブ並みの英語力、前職のカフェ経営で培ったフレンドリーな接客を武器に、就任4ヵ月で売上を倍にしたバイヤーだ。買取店激戦区の吉祥寺エリアで顧客の心を掴んでいる河本店長の接客術に迫る。
ナニウル吉祥寺店 河本静奈店長
河本静奈店長はインターナショナルスクール出身で、外国人客の買取販売にネイティブ並みの英語で対応している。
英語OKの看板立て
接客的な声がけも
略歴
インターナショナルスクール出身で、英語力はネイティブ並み。国分寺でライブハウスを兼ねたカフェを経営していたが、コロナ禍で閉店。店の常連客だった森口悠社長の誘いを受け、2022年10月にサムズアップジャパンに入社。ナニウル三ノ輪店の店長を経て、2024年4月に吉祥寺店の店長に就任。
吉祥寺エリアはインバウンドや飲食店などで働く在日外国人が多い。河本店長は就任後すぐに「英語OK」と書いた英語の看板を店頭に立てた。また、近隣には高齢の富裕層が多いことから、「生前/遺品整理」の看板も販売コーナーの横に出した。看板を見ていたり、ショーウィンドウの商品を覗いたりする人がいれば、積極的に声がけしている。
その努力が功を奏し、外国人はフィリピン人、ネパール人、中国人バイヤーなどの東南アジア系、日本人は20歳位のガールズバーの女性から90歳の一人暮らしの女性まで、幅広い年代の人が売りに来てくれる。
第591号(2024/09/10発行)31面