「リサイクルキング」をはじめとするブランド品の取扱店を、国内外に112店舗構えているK-GOLDインターナショナル(静岡県浜松市)。リユース売上121億円の75%ほどを占めるのが、ノンブランドも多いというジュエリーだ。小売店でどのようにリユースジュエリーを扱い拡大を図っているか。久保田創社長に戦略を聞いた。
リユースジュエリーを小売店で拡大
本社で再商品化、価格に工夫
国内・香港で112店を運営
K-GOLDインターナショナル
久保田 創社長
──御社は1991年の設立で、アルミのリサイクルを手掛けている川嶋(静岡県浜松市)が本部となる川島グループに属していますよね。
久保田 はい。グループとして事業を広げていく中で、価値の高いものも扱いたいと、一般客をターゲットに貴金属の買取りに参入することになりました。川嶋で働いていた前社長で現会長である横田が新会社の代表として抜擢され、百貨店やスーパーで催事を始めたのが成り立ちです。古物商を取得している百貨店さんが買い取った貴金属を、弊社が引き取って溶かし売却していました。
当時百貨店での買取りはまだ例がほとんどなく、普及には苦労したと聞いています。
第592号(2024/09/25発行)11面