埼玉県質屋組合連合会青年部×ものばんくセミナーに150人

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埼玉県質屋組合連合会青年部×ものばんくセミナーに150人

2024年11月21日

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埼玉県質屋組合連合会青年部は11月13日、ものばんく(山口県下関市)と共同で質屋業界向け特別セミナーを開催した。ものばんく東京オフィスにてリアルと、オンラインのハイブリッド式を採用。オンライン込みで、全国から質店事業者150人ほどが参加した。

真贋・マーケの実践パートも

埼玉県質屋組合連合会青年部 セミナー商品鑑定の実践パートでは、同商品の正規品と模倣品を比較し異なる点を確認した

当日は、古物業界の変化と進化に伴いどのようにビジネスに発展すべきかを目的としたセミナーを実施した。第1部ではものばんくの吉田社長が「古物業界の現状と少し先の未来」をテーマに語った。

第2部と第3部では、実践パートも用意。第2部では「質屋のブランディングとマーケティングの基礎」をテーマに、ONE SWORD(福岡県福岡市)の安部謙太郎CEO/プロデューサーとものばんくの佐藤誠monobank店舗事業部部長がマーケティング戦略の全体像を説明後、参加者がワークシートに自らの課題や解決法を記入し、戦略と戦術を整理する方法を学び実践に活かせる形とした。

第3部ではmonobankアカデミー(東京都台東区)の 竹林雅夫執行役員から模倣品流通の現状や真贋知識の必要性を話し、参加者は正規品と模倣品のブランドバッグを用いて商品鑑定を行った。金具やロゴ、チャックや合皮の匂いなどどの点を見て判断したかディスカッションや発表の機会を設けられた。

第4部では、特別講師としてワサビ(大阪府大阪市)の大久保裕史社長によるショート講習も行った。

セミナー開催の目的を、埼玉県質屋組合連合会青年部の近藤俊之幹事長はこう述べている。
「質屋業界の一員として、私自身も模索を続けている中で、それぞれの店舗が独自の価値を築いていくことの大切さを改めて感じています。今回、青年部メンバーから寄せられた要望を受け、monobankさんの力をお借りし、ブランド品の真贋判定や集客について学ぶ機会を設けることができました。このセミナーが、新しい価値を共に生み出すきっかけとなり、全国の皆様にもお役立ていただければと願っています」 

第596号(2024/11/25発行)2面

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