バッグレンタルのラクサス、東証グロースに上場

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バッグレンタルのラクサス、東証グロースに上場

2024年11月23日

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ワールドの子会社でブランドバッグの定額レンタルサービスを手掛けるラクサス・テクノロジーズ(広島県広島市)が12月13日、東証グロースに上場する。

ラクサス・テクノロジーズ 有料会員は2万人弱に及ぶ有料会員は2万人弱に及ぶ

同社は2006年8月に創業者の児玉昇司氏が前身のエスを設立。2015年2月からブランドバッグの定額レンタルサービス「ラクサス」を開始した。月額9800円(税別)からエルメスやルイ・ヴィトン等のブランドバッグが借りられる。2024年9月時点の有料会員数は1万9847人。売上構成比の77%が月額会員費によるもので、利用者の購入が7%、その他に取引事業者や消費者への売却が16%を占める。なお消費者から預託されたバッグを貸し出すサービス「ラクサスX」は2022年6月から新規受付を休止している。

2019年10月にはワールドと資本業務提携を締結。株式の過半数をワールドが取得し連結子会社となっていた。ラクサスは2023年3月期に黒字化、2024年3月期の連結売上高は22.5億円。経常利益は4.7億円。同サービスでは、ブランドバッグの仕入れが先行するため、上場により資金調達しやすくするのが狙い。

ラクサスの上場によりワールドの株式保有割合は62.5%から44.3%に低下し、連結子会社から持分法適用関連会社になる。

第596号(2024/11/25発行)1面

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