KARATZ、オークネットと提携し宝石オークション開催
2025年02月04日
宝石専門情報メディア、宝石専門通販サイトなどを運営するKARATZ(東京都台東区)は12月、オークネット(同港区)と連携し、ジュエリー・貴金属を簡単な査定で業者間オークションに出品する代行出品サービス「カラオク」を開始した。
オークネットと連携、海外販売も
KARATZ、オークネットと提携し宝石オークション開催 。26年中に月1000件の利用を目指す
カラオクはでは、利用客の宝石を、オークネットの運営するオークションに代行出品する。オークネットと提携することで、海外事業者からの入札を増やし、オークションに出品したジュエリーの売値を高める。
対象となるのはK9以上、Pt750以上のジュエリー。地金を合わせた流通相場が5万円〜10万円以上の商品を想定する。
利用の流れは次のとおりだ。まず公式LINEで仮査定を行う。お客は商品を郵送し、カラッツが本査定、予想落札価格を案内する。最低落札価格は、予想落札価格の下限に設定する。
落札された場合、成約金額に応じた10〜20%の手数料を差し引き、お客に振り込む。取引は1週間程度で完了する。
オークション出品に向かないと判断した場合、自社での買取を案内する。その際の手数料は不要とする。
委託販売に近い事業モデルとなるため、お客の商品を高く売るほどカラッツの利益も増える。小山慶一郎社長は「汚れを取るだけでも価格が上がる。また、例えばサファイヤだとカシミール産の相場は非常に高い。その場合は鑑定書を取るように勧める」と話す。
集客は月間利用者15万人超の通販や、自社メディアやSNSで行う。またポップアップを年8回行い、反響を見る。2026年中に月間1000件以上の利用、数千万円台の流通を目指す。
小山慶一郎社長
WEB限定記事