古銭のネットオークション「横浜ワタル商事オークション」(主催:ワタル商事、神奈川県横浜市)では、希少性の高い品が高値で売買されるよう、改良を重ねている。同市場は毎月最終週の日曜日に競りを実施。一度に200~300件、2000万~5000万円の出来高を上げる。
目玉商品を動画で告知
商品動画は、商品を傾けながら傷がないかなど状態を見せていく。ワタル商事が出品する古銭は、出品前に米国の鑑定機関「PCGS」に送り真贋鑑定をしている。同商品は明治9年の日本の貿易銀で、590万円で落札された
競りを始める前の下見期間中は、特に高値の目玉商品を数点選び告知を打つ。同市場は、複数のオンラインオークションが運営されている「オークション・ワールド」内に開設。アクセスすると、目玉商品をまとめた画像を見ることができるようにした。また目玉商品は、写真だけではなく動画を載せることも。高値がつくかは状態が重要なため、写真ではわからない古銭の淵部分や傷がないかを撮影する。
第611号(2025/07/10発行)7面