市電がのんびり走る、ちくわと花火が名物の愛知県豊橋市。そんな穏やかな街の一角に、活気に満ちた古物市場が現れた。4月に新たに立ち上がったブランドオークション、豊橋競市(運営:豊競)だ。手競りの平場形式で、毎月15日に開催する。
豊橋競市(会場:愛知県豊橋市)
シャネル強みに月1開催
会場の様子。駅から近く、他県からの参加も目立った(一部加工)
初回開催となった4月15日の市場では、35社の参加者が会場に揃った。まず落札価格200万円台のバッグに始まり、数万〜数十万円の品物が次々競りにかけられた。商品はブランドバッグが中心。一部小物やブランド古着も扱う。「4番のこれ、7万円〜」の発句とともに、即座に落札されていく。順調なときは商品1点5秒、ひと山2分程度でテンポ良く競りが進む。12時すぎの昼食には弁当に加えて、具材がたっぷり入った「ちゃんこ鍋」が振る舞われた。
第607号(2025/05/10発行)7面