整理・回収大手、クオーレがリユース小売店
2025年10月10日
遺品整理・不用品回収大手で年間27億円を売り上げるクオーレ(愛知県大府市)が、リユースの小売実店舗出店を計画していると分かった。リユース率を上げてゴミの量を減らすことを狙うという。東海・関東・北関東エリアで幅広く出店を検討している。
中古販売率高めゴミ減量
家具・生活雑貨、ホビー、衣類などを2000~3000円で提供する予定だ。下は100円程度の商品も置き、「激安ショップ」として打ち出す方針。現在、店舗を探している段階だ。
遺品整理や不用品回収の際、一般廃棄物の許可を持つ事業者と連携し、ゴミを処分してもらう必要がある。だが、片付け需要は年々伸びており、同社の取り扱う案件も年間3万件と膨大になっている。需要の伸びに対して受け皿が小さい状態で、この解決が喫緊の課題となっている。
第617号(2025/10/10発行)1面