実店舗販売主力のリユース大手 イーベイ出店開始相次ぐ

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実店舗販売主力のリユース大手 イーベイ出店開始相次ぐ

2025年11月11日

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market focus

今年に入り、世界最大級のオンラインマーケットプレイス「イーベイ」へ、国内リユース大手企業の出店が相次いでいる。なかでも、実店舗が強いブックオフコーポレーションやハードオフコーポレーションが越境ECを始めたのが特徴的だ。インバウンド客との縁を観光の一度切りの買い物で終わらせず、帰国後のリピート購入につなげたい考えだ。

ハードオフコーポレーションのイーベイの店舗ハードオフコーポレーションのイーベイの店舗。同社が得意とする楽器と、ホビーを目立たせたデザインにしている

ブックオフ

「世界に様々な商品を」
「商品に上限がない」

ブックオフコーポレーション(神奈川県相模原市)は、4月に「ブックオフ」の屋号でイーベイへの出店を開始した。

同社の国内店舗が、インバウンド客でにぎわっていることに影響された。「リハロ」では既に参入していたが「ブックオフ」でもイーベイを始めることで、帰国後もつながりを継続し、長くファンになってもらうのが狙いだ。

また同社は国内だけではなく、アメリカに「BOOKOFF」、マレーシアやカザフスタンに「Jalan Jalan Japan」を出店するなど海外でも実店舗を広げている。2033年5月期までに、アメリカで100店、「Jalan Jalan Japan」で100店の拡大を目指している。しかし、それでも「全米各地に店舗があるわけではない」とネットサービス部の片倉陽氏は強調する。

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第619号(2025/11/10発行)28面

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