日本語で気軽に手間なく越境EC、10ヵ国語に自動翻訳

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日本語で気軽に手間なく越境EC、10ヵ国語に自動翻訳

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手間なく国内外サイト一括出品

中国、アメリカ、タイ、ポルトガル――海外のお客に簡単に商品を販売できる仕組みが整ってきた。中古ブランド通販サイトを運営するイーレディーとブラモが3月9日、相次いで越境ECのサービスをリリースした。日本語で出品して、ストレスなく多言語に変換する。

日本から米中に向けたEC市場推計

年商30億円のシステムを外販

LISUTO!を使えばeBayやヤフオク!など国内外サイトに一括出品LISUTO!を使えばeBayやヤフオク!など国内外サイトに一括出品できる。
15万件の商品DBを用意し、基本情報の入力を不要にした

イーレディー(東京都港区)が提供するのは『LISUTO!(リスト)』。国内外複数のECサイトへの一括出品・在庫同期ができ、選んだサイトに応じてその対応言語に自動翻訳される。

開始時の対応マーケットプレイスは4ヵ所で対応言語は英語・中国語・ポルトガル語・ドイツ語だが、ゆくゆくは世界中の90のマーケットプレイスに対応準備を進めている。

ウリは「商品カタログ」だ。ブランドのみならずファッションや家電、携帯電話、カメラ、ゴルフ用品、キッチン用品など約15万件に及ぶ商品データがすおり、その中から出品したい商品を検索して指定すればいい。サイズや素材、産地などの基本情報と写真が自動的にアップされる。あとは出品したいECモールを選択すれば、リストがモールごとに最適なカテゴリを判別し出品してくれる。新品未使用品はこれで作業が終了。状態が異なる中古は個別写真のアップを推奨している。

「手入力を大幅カットできるため、複数サイトへの出品が1品あたり2〜3分で済むようになります」(ニール社長)

リストはもともと自社使用のために開発したもので、イーレディーはこれを使い越境EC事業で今期25〜30億円(見込み)を売り上げている。実績を積めたことから外販を決めた。今後は、発送やカスタマーサポートの代行も始める予定だ。

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388号(2016/3/25発行)20面

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