アキバ流通、板前経験活かし、主力商材生む

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「ボクたちワタシたちのサクセスストーリー」

アキバ流通、板前経験活かし、主力商材生む

2017年08月23日

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ボクたちワタシたちのサクセスストーリー

成功に至るまでには必ず苦労や失敗がある。リユース事業に関わる人たちはどんな経験をし、どんな成功を手にしてきたか。普段なかなか語られる機会のないサクセスストーリーについて、今回は「ドスパラ」と「アキバ流通」の2社を取材。

テントで苦戦するも包丁で成功

アキバ流通リユース事業部 神亮嘉さんアキバ流通リユース事業部 神亮嘉さん

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「検品に1時間前後かかる上に、高く売れることもなかったんです」。

Re(アールイー)の屋号で買取リユース事業を展開しているアキバ流通(東京都台東区)。キャンプ用テントを取扱いはじめた時のことだ。

4〜5人が入るくらいのサイズのテント。これを査定時に検品するとなると、広い空間を要する。テントを広げて、穴や破れがないかを目視で確認。外側と内側で素材が分かれているものは、特に時間がかかった。

新品で3万円ほどする物でも、5分の1程度の価格でしか売れなかった。検品に時間が掛かる上に安価で販売。売れ残りもあったが、最後はヤフオク!や自社サイトで価格を下げて売り切った。これではコスパが悪いと、テントの取扱いからは撤退した。

こう成功!

「前職の経歴を活かして、包丁の買取りを始めました」

20代半ばに板前を経験。途中で体調を崩してしまい、やむを得ず2年で退職。それでも板前にとっての包丁の価値は十分に知っていたので、買取りにチャレンジ。これが見事に当たりだった。

安来鋼(やすきはがね)製の包丁安来鋼(やすきはがね)製の包丁

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421号(2017/08/10発行)14面

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