資源化事業のジェムコが行う、買取ったメッキからパラリンピックメダルを作るプロジェクトとは?

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資源化事業のジェムコが行う、買取ったメッキからパラリンピックメダルを作るプロジェクトとは?

2018年06月28日

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ジェムコ
リユース業者からメッキ買取る
「東京五輪メダルの資源に」

金属含有汚泥やスクラップなどの買取・資源化事業を展開するジェムコ(愛知県刈谷市)が、4月よりリユース業者に向けてメッキ品の買取りを行っている。

メッキ品から金・銀を抽出し、それらを資源として東京五輪・パラリンピックメダルを作るプロジェクトを計画している。

同社は不用品や廃棄物を資源に変える事業を展開している。
「質店やリユース店が敬遠しがちな、メッキを買い取り資源化する」(神谷政光社長)ことで、他のスクラップ業者との差別化を図る。

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▲神谷政光社長

同社の強みは、有害性の高い六価クロムを還元する技術。
メッキ業者を中心とした約100社から、合わせて年間1000トンの金属含有汚泥の買取実績がある。
同社が精錬前処理を行い、抽出した金属を大手製錬会社に売却して、年商1億円強を上げている。

現在、同社のウェブサービスキンカイを使って、リユース業者に向けたメッキ品の買取りを打ち出している。
現在リユース業者2社と提携している。

「一定量の買取りを達成したら、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会に提案する予定」(神谷社長)。

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▲キンカイのウェブページ

第442号(2018/06/25発行)4面

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