《Sharing Economy》ecboの荷物預かりシェアサービス、2025年世界500都市展開へ
2018年07月31日
▲工藤慎一代表
荷物預かりシェアサービス
2025年世界500都市展開へ
店舗の遊休スペースを活用した荷物預かりのシェアリングサービスを展開するecbo(東京都渋谷区)が、2025年までに世界500の都市でサービス展開をする構想を明かした。
同社は国内の郵便局や鉄道会社でのサービス提供を既に実現しており、工藤慎一代表は「国内で類似のサービスが出てきても負けない基盤ができた。このデータやノウハウを活用し、オリンピック後を見据えて海外での展開に本格的に着手する」と話した。
▲スマホ1つで荷物を預ける場所を探すことができる
6月にはインバウンド旅行者向けにサービス展開するWAmazing、ポケットチェンジの2社とともに台湾・台北にて現地メディアを集めた合同記者会見に参加。
サービスのプレゼンテーションを行い、現地のTV局など70以上のメディアで取り上げられた。
ecboのサービス利用者の3割を台湾人が占めていると言い、注目度の高さがうかがえる。
▲荷物預かりを通じて、普段立ち寄らない店に入るきっかけも作る
JRやメルカリなどから資金調達を実施しシリーズAを終えた同社は、今後「数字を追い付かせていく段階」(工藤代表)に入ると言う。
まずは当初から目標に掲げている国内1万拠点を年内に実現したい考えだ。
7月にはアパマンショップ直営の87店舗への導入を開始している。
第444号(2018/07/25発行)8面