《仕事ができる人の1日》ゴルフダイジェスト・オンライン、関根 裕二さん

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《仕事ができる人の1日》ゴルフダイジェスト・オンライン、関根 裕二さん

2018年11月05日

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aa.jpgゴルフダイジェスト ・オンライン(東京都品川区)
リテールビジネスユニット
店舗運営部 営業企画チーム
シニアクラフトマン
関根 裕二さん

46歳。20歳の頃、父親の影響でゴルフを始める。その後、ゴルフ場に就職。中古ゴルフフショップに転職後は販売・店長業務などの店舗運営全般を経験。7年ほど前、手先の器用さを見込まれて、クラフトマンとなる。現在も月1回はゴルフに行く。ゴルフの腕前はスコア90。

20フィートも飛距離を伸ばした
腕利きゴルフクラブのクラフトマン

「最優先事項は何かを聞き出す」。これは中古ゴルフショップ「ゴルフガレージ港北ニュータウン店」のクラフトマン・関根裕二さんが接客で心がけていることだ。シャフト交換ではバランスなど、細かな数字にこだわるお客も多い。


「しかし、全体的にみると無理がある場合があります。そこでお客様には長さを変えたいのか、総重量を上げたいのかなど、最優先事項を聞き、妥協点を見つけるようにしています」と関根さん。あるお客は、関根さんがクラブを調整したところ、
20フィート以上も飛ぶようになった。その後はセットごと調整を任せてくれるようになったと言う。


同店の商品のうち9割が中古で1割が新品。修理の依頼はほとんど持ち込みだが、同店でクラブを購入し、そのままクラフトマンのいる工房で調整してもらうお客もいる。多い時は1日にグリップ交換50本、シャフトの交換15本もの依頼がある。「今後はお客様のスイングデータを取れるような試打室を作れたらと思っています」と関根さんは話している。


七つ道具 数字入り.jpg▲関根さんの七つ道具

①ヒートガン
②ドリルドライバーとドリル
③紙やすり
④グリップカッター/グリップを切断する専用のカッター。グリップ交換の時に使用
⑤シャフト抜き機。その他、研磨機やグリップを差し込むグリップステーションなどを使っている


ソケットのつなぎ目まで滑らかに仕上げる

研磨.jpg▲関根さんのこだわりは、ヘッドとシャフトをつなげる部品 「ソケット」とシャフトとの段差まで滑らかにすること 。最初は布製のやすりで傷がつかないよう 、ソケットの出っ張った部分を削る


紙やすり.jpg
▲さらに細く切った紙やすりで手を使って削る


aa.jpg
▲液体の研磨剤で磨いて仕上げて終了


before.jpg
▲BEFORE

after.jpg▲AFTER

ヘッドとシャフトのつなぎ目の触り心地はツルツル。最初に感じた凸凹感が全くなくなっている

第450号(2018/010/25発行)13面

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