リングロー レッツノート仕入れが倍増

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リングロー レッツノート仕入れが倍増

2018年11月12日

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3-A②.jpg▲同社が再生したレッツノート

レッツノート仕入れ倍増
働き方改革の流れ受け

中古PC事業を行うリングロー(東京都豊島区)ではパナソニック社製のモバイルPC「レッツノート」の仕入れ件数が昨年比で倍増した。7、8月は月間2500台を仕入れ、現在も毎月1500台程の入荷をキープしている。6月にはレッツノートのモデルチェンジが発売され、大手企業からのリースアップが中古市場に放出された。


同社はこの動きを1月からキャッチしており、受け入れ態勢を整えていたことが功を奏したという。モバイルPCの中でもレッツノートの人気は高い。処理性能などのスペック面や携帯性で企業のニーズを捉え、18年3月期には新品の年間出荷台数が42万台と過去最高を記録した。


フリーアドレスや在宅勤務などを推奨する働き方改革推進の流れを受け、持ち運びに便利なモバイルPCの需要が伸びている。新品市場に目を向けると、8月のパソコンの国内出荷台数は前年同月比11%増の55万台。台数・金額ともに5カ月連続で前年実績を上回っている。ノート型が出荷台数の7割超を占め、ノート型に含まれるモバイル型は各月18~57%伸びている。(電子情報技術産業協会(JEITA))。


仕事で使い慣れていることから30 ~50代のビジネスマンが買い求める。新品だと20万円以上とノートパソコンの中でも高額な部類に入るため、半額から数万円程度で購入できる中古が売れる。「200台卸した販売店が1ヶ月で売り切るなど、販売が好調。3月くらいまでは盛り上がると見ている」(森啓登マネージャー)。

3-A①.JPG▲碇敏之代表(左)森啓登マネージャー

第451号(2018/11/10発行)3面

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