【Borderless!】kumajoi、「まずは低額出品。評価10件目指す」

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【Borderless!】kumajoi、「まずは低額出品。評価10件目指す」

2019年03月23日

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12.JPG▲kumajoi 本山 賢社長

越境EC「イーベイ」で月に800件、50ヵ国のバイヤーと取引を行うkumajoi(東京都台東区)。同社は昨年10月よりイーベイ・ジャパン公認のコンサルタントとして、リユース企業含めた法人の越境支援を行っている。同社の本山賢社長にイーベイでセラーを始めるにあたって注意すべきことを聞いた。

イーベイ公認コンサルが提言
「まずは低額出品。評価10件目指す」

kumajoiはイーベイで延べ4万5000件強の取引を行い100ヵ国に販売実績を上げている。主力商材はアニメフィギュアやガンプラ、ヘッドホン・イヤホン、工具など。卸売業者や小売店から仕入れ、出品している。今年1月は1000件の取引を行い、販路の4割はアメリカ。次にカナダ、ロシア、ドイツなど。本山社長はイーベイの出店検討者や新規セラーに3つのポイントを提言している。

フィードバック数10を目指す

まず、新規セラーはフィードバック(以下、FB)を目指すことだ。FBとはバイヤーに商品が届いた後、バイヤーがセラーを評価することを指す。これがセラーの評価に直結し、10に達すると☆マークが付与。これだけで見栄えが違うため印象を左右する。本山社長は販売実績を重ねるために「低額出品」「オークション出品」を推奨している。「例えば1万円で売れる物を敢えて2000円とするなど、最初はプロモーションと割り切り安く出品してみることも大切です」(同社長)

トラブル放置はアカウント停止原因に

次に、セラーパフォーマンス。在庫切れや発送遅れなどを起こさないことがベストだが、トラブルを起こしてしまった際は初動が大切だ。バイヤーとセラー間のやりとりは基本的に英語のテキストベースで十分というが、状況が平行線を辿り「解決できない」「返信がない」とバイヤーが判断しイーベイに申し立てると、イーベイが仲裁に入り決断を下す。もしもセラーに過失があると下されれば、アカウント停止の原因要素になる。

商品タイトルで「JAPAN」強調

最後に、商品タイトル。検索されやすくするため商品名、メーカー、型番は必須だ。また「NEW」「USED」などの商品状態や「JAPAN」と入れ、世界でも高い信頼を得ているという「日本」を押してもよい。「FB数の多いセラーが付けているタイトルは参考になります」(同社長)。同社ではコンサルのほか、イーベイ出店検討者に、同社アカウントを通した委託販売・テストマーケも提供。同社のFB数は1万7000超のため正常な反応を得やすいという。

第459号(2019/03/10発行)15面

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